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2025.12.05

ノウハウ

すねの内捻れの根本的な治し方

すねの外捻れとは?

「すねの外捻れ」と検索してここに辿り着いたあなた、
間違いなく“勉強もインプットもできるタイプ”です。
まずその姿勢、すでに素晴らしいです。

すねの外捻れ(Tibial External Rotation)は、
すねの骨(脛骨)が理想より外側へ回ってしまっている状態のこと。

O脚・美脚づくり・痛み改善の分野ではとてもよく出てくるワードです。


よくある「すね外捻れの治し方」

多くの人がこんなアプローチをします:

  1. すねの内旋運動(単体)
  2. クラムシェル
  3. 足裏アーチの改善
  4. 内腿・お尻のトレーニング

どれも正しい。
やってみると「これ効いてる気がする!」ってなる。

でも──

気がついたら戻っていませんか?

❌ 「続ければ治りそう」のまま変わらなくない?

それは “パーツ”だけを直して、体の使い方を変えていないから。


すね外捻れを根本から直すには?

 

① そもそも、なぜ捻れたのか?

原因のスタートはほぼこれです。

  • 筋力低下
  • 使われなくなった筋肉の眠り
  • 長時間の座り姿勢
  • アーチの崩れ
  • 股関節伸展の弱化

これらが積み重なると
立った時の姿勢そのものが崩れます。

つまり
“間違った立ち方”が習慣化した結果 → すねが外に逃げた。

これが本質。


② すねだけ直しても一生戻る。理由は?

すね外捻れを直すには

  • すねの内旋
  • 股関節差し・はめ
  • 内腿・お尻の支持
  • 足裏アーチ
  • 体幹の支持

など色々必要ですが、

これらは全部“パーツ”にしか過ぎない。

組み立てられないと意味がない。


正しいアプローチは「神経筋再教育」

ここが最大のポイント。

筋肉が弱った → 使わなくなる → 誤った立ち方が癖になる。
だから、まず必要なのは

身体に「正しい支え方」を再学習させること。

これが
Neuromuscular Re-education(神経筋再教育)
という考え方。

単体トレでもアプローチでも治らないのは
“つながり”が改善していないからです。

繋がりを脳から改善しましょう!


実際の改善ステップ(トレカク式)

爪先を内側にセット(軽く内旋)

母指球が浮かないように。
かかとが内側にズレないように。

大腿骨を外方向へ軽くトルクをかける

股関節を“はめる準備”。このときに母子が床から離れないように!

地面を踏む(膝は伸ばさない)

膝を伸ばすのではなく
**地面反力で股関節に力を繋げる!

 

④ 内腿とお尻左右ロック

内転筋・中殿筋で「骨盤の安定」をつくる。

⑤ 股関節 → 背骨へ力が伝わる感覚をつくる

これができて初めて

“すねの捻れ”ではなく、

脚全体で身体を支える感覚が出てくる。

 

まとめ

普段使ってない筋肉に“思い出させる

最後に超大事ポイント。

❌ 膝を伸ばす

ではなく

✅ 地面を踏む

これで股関節に力が入り、

脚 → 骨盤 → 背骨の運動連鎖が戻る。片足で

爪先を軽く内向きにして

“地面を踏むスクワット”を行う。

 

これが

すね外捻れの根本改善に必要な「神経筋再教育」

です。

 

脚が身体をどう支えるか、

あなたの脳が上書きされる瞬間が必ず来ます。